解す
- aine
- Apr 9
- 5 min read
Updated: Apr 11
将来そんなことをしたいのだったら、会ったらきっと良いと思う、と先日紹介していただいたリフレクソロジストにお会いするため、セッションを受けに行きました。
フットワークが軽い・行動力がある、とはあたしを形容するのによく使われる言葉ですが、
こういう時のアドバイスは出来る限り聞くように心がけています。今は兎に角切実ですし。お金が、とか予定が、とか色々と頭に過ったりもするけれど、最早そんなんより今の状況に風穴を!あたしの身体に隙間を!
朝の仕事の後、今度企画されている諸々の為にインタビューを受け、ちょっと自分の人生をおさらいしてから行ったセッション。
雑司が谷の、よく散歩したベルリンの墓地をちょっと思い起こさせるような木が生い茂るお墓を通り抜け、何とも味のある参道から横道に入ったところにあるギャラリーで、毎月数日だけ開かれるリフレクソロジーの定期開催。
行くかどうか考えているうちに時間が過ぎて直前に申し込んだ上に、前の予定との都合で少し遅めに行くしかなくなり、ちょっと申し訳ないわ、、、とか思いながらも、きっと自分にとって良い時間になるはず!と思いながら時間ギリギリにドアを開けると、飛び込んで来たのはとっても柔らかい笑顔で、その瞬間既に、「あ、この人素敵。好き。」となりました。
入ったギャラリーからして空気が良い感じで。と言うよりきっと、あのお墓を通り抜けながら自分の心は既に動いていたような。
精油を選んでいる間も心地よい距離感で話をしてくれたその方は、何と言うか、動き方と話し方と、そしてきっと生き様や考え方もあたしが素敵だなと思うような人で、良いセラピストというのはみんなそうだと思うけれど、人でも物でも、触り方に指の先まで愛が溢れていて。変な遠慮がない。ただ、クライアントの為の最善を尽くす。そして、自分のやっていることに誇りと根拠のある自信がある。そんな感じ。これから、もっと人に何かを伝えたりしていきたいと思っている自分にとって、在りたい自分像を見せてもらっているような気持ちにもなりました。
足湯の後、リクライニングシートに横になって始まったセッションは、ツボを押されまくって悲鳴を上げるような痛い施術を予想していたあたしを裏切り、そこにある26の骨を一つずつ丁寧に解していって、元のあるべき場所へ戻していくような、今の場所を確認して、何が起きているかを一つずつ汲み取っているような。今まで受けた経験からの、ツボを押して不要なものを流していくマッサージのイメージとは少し違う、足のお医者さんの様な印象を受けました。
まぁ、いびきかきつつ寝ていたので、あまりはっきりとはしない頭での感覚ですが。
とっても幸せで心地良い施術の後に言われたのは、
・とっても真面目に頑張っちゃうのねぇ。。。
・アクセルとブレーキを同時にベタ踏みしている。
・もっと小指を使ってアクセル全開で行っていいはず!
・そしたら足のアーチが綺麗に出てきて、怖いものをキャッチするクッションが出来る
・ふくらはぎは、ふんわりと。
具体的で的確な身体の使い方の指示でありながら、それと人生の歩み方のアドバイスが相まって抽象的なようなところもありつつ。きっと身体が必要なことは覚えているだろうし、身体が正位置に戻ったら自ずと解ることもあるだろうと思いつつ。
小指を使って人生のアクセル全開ってどうやったらいいのさ。。。
その後、彼女が今までどんな勉強をして来たのかを聞いて、あー、だからかー。とその施術の仕方に納得がいくと同時に、その自信と愛がどこから来るのかも、分かった気がした。
普段は見えない部分をちゃんと目で見える形で理解しようとし、学び、実際の施術で目の前で起きているであろうことに思いを馳せる。そういう関心の向け方はそれだけで愛だなと感じる。
分からないもの、見えないもの、理解出来ないものを放り出すのではなくて、目的の元にちゃんと知ろうとするって自分が今必要だなと思うスキルであろう。
ともあれ。
あたしの足は心地良く解されて、愛の溢れる時間で心もすっかり緩んで。
物語の中に入り込んだような不思議な感覚のする通りを帰りながら、何だか少し、息が出来そうな。この街でもう少し生きていけそうな。そんな感覚にもなりました。
そしてそこからやっぱり、流れが少しずつ、変わって来ているような。
少しずつ。
小さな変化に目を向けて。そのひとつひとつを大切に。

Someone told me to meet this reflexologist. I am all about making an action, so I went to see her.
The neighbourhood where she holds the session is very unique, and as I went through the cemetery near by, it reminded me of the cemetery I used to walk around in Berlin. Lots of trees with gray sky.
When I opened the door to the session room, a bit late for the meeting time, this lady with beautiful smile welcomed me. I fell in love with her instantly.
She is someone I would admire, for how she moves, talks, and maybe how she thinks and lives. Her movement is filled with love to her fingertips. How she touches things and client with confidence, and the touch is thoughtful and loving.
Unlike my expectation, the session was very gentle. It was not just massage, nor like acupressure, but loosening the 26 bones which prop the foot.
After the session, she shared what she saw about my feet. Saying
・I tend to try very hard.
・I am pressing hard on the accelerator and the brake at the same time.
・I should use my pinky more and go full throttle!
・Then the arch of my foot will come out nicely, creating a cushion to catch whatever when I go for anything scary.
・My calves should be soft.
The advise and share was very clear and logical, yet very ambiguous because she connects them with her own understanding and way of approaching life.
How do I use my pinky, to accelerate my life!?
But how she sees clients is the key of her session.
And that is very attractive and interesting.
She told me that she learned anatomy, to understand what she is doing. And that made sense. I knew her hands knew what they were doing and she sees what's happening inside the body.
And that much of care is, love.
And her confidence that comes from her knowledge, experience and love makes people relieved and comfortable.
As someone who give up trying to understand what's happening inside anything unknown, it was a very precious example to learn how to be.
After all, my body, and mind got a bit loosened.
And with the space, my life has started moving forward a bit.
Just a bit.
Don't worry, no rush.
But admire the small change, small step that happens every time.
It takes time.
But everything is, going well.
Comments