繋ぐ。
- aine
- 13 minutes ago
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6月に、広島の大好きな場所で1日リトリートを開催することに決めました。
最後のピースがハマって、これは素敵な1日だ!って思って、早速何人かに報告して、兼ねてからやりたいと思っていた場所のオーナーさんにも連絡して。
どうかな、どうかなってドキドキしながら返事を待って、そしたらいきなり電話が来た。
通常、あたしにいきなり電話をしてくる人はいないので、うお!っと思いながら受けたら、その、あたしが大好きな場所からの電話。
夕日が沈むそこの場の今のエネルギーを感じながら、リトリートの1日をなぞって、最後の時間の過ごし方が浮かんだ瞬間に、「これは正しく自分がずっとやりたいと思っていた流れだ!」って感じて、まだ何も始まっていないのに感動で涙が出そうになっていました。
自分が20年間、仕事として、誰かのバンドの一員として、誰かの音楽を演奏する中で。
どんなに「良かったよー!」て言われても、”それは自分の音楽ではない”、”自分が中心にやってることではない”と、他人事のように受け取っていた。その賞賛はあたしのドラマーとしての技術に対してのもの、みたいな。
でも、自分のプロジェクトで、人前で自分の音楽を演奏するということにひたすら向き合い、意味を問い、自分の中で消化し、昇華したことで、何をやっていても良い、自分のありのままを出していくことが自分の表現だ、その歌詞とかに意味はなくても、音楽を通して伝わるものがある、と肚を括って演奏して、それに対して「感動した、涙が出た」と言ってもらえた時、自分の想いが伝わっていると感じた時、今までのどんな言葉より自分にとっての意味を受け取って、自分がやっていることの意義も見出せた。そんな経験があるから、音楽家はもっと、自分のやっていることがちゃんと人に伝わって、何かを変える力があるんだと自覚するべきだと思う。そしてだからこそ、そこに真剣になって、自分の音楽を追求する。もっと沢山の人に聴いてほしいと願い、その為に努力する。そういう流れがもっとクリアに出来ていいんじゃないかと思うのだ。
あたしは、お客さんがただ座って、何かすごい特別なものを「鑑賞している」コンサートが嫌いだ。いや、オーケストラのコンサートでは大人しく座って聴くけれど。それはきっと、演奏する特別な人達、それを鑑賞する普通の人達という二つに分かれた立場の違いを感じさせるような感覚が嫌なんだと思う。自分なりの追求の仕方を得たからステージの上に立っているけれど、それは誰にでも可能な、開かれた道なんだと考えているから、アメリカでもヨーロッパでもレストランの片隅でミュージシャンが演奏していて、それに対して拍手をしたり、踊り出したりする人がいるような、日常のフツーにある音楽をもっと楽しめる場所が日本にも沢山あったらいいなと思ったりする。
そして音楽に限らず物事は、引いては人生も、自ら面白がって、楽しめるようにその要素を探して、見つけて、無ければ自分で作っていくものだと思っている。だから、能面で品物だけをぶっきらぼうに注文するレストランのお客さんは嫌いだし、日本のジャズクラブでめっちゃ静かなくせに、「ソロが終わったから拍手を!」みたいなあの瞬間が嫌いだし、YouTube見ながらただ腹を満たすだけになってしまう食事が嫌いだ。やるけど。
聞こえてくるものが良いなと思ったら身体を動かしたり、歓声をあげたり、自分から楽しみにいきたい。色んな要素に楽しみを見出して、コミュニケーションを取りに行って、自分から面白がっていきたい。逆にその音楽が嫌いなら、何で嫌いなんだろう。。。何で心が動かないんだろう、、、て分析を始める。自分が何かを受け取るだけではない、自分の反応がステージの上の演者のエネルギーと呼応して、それがその場の雰囲気を作り上げるのだという自覚のあるオーディエンスの為にもっと演奏したい。だから、そういう反応をしやすいように、身体の開く要素をコンサートの中に入れたいと思って、歌ったり、手拍子を打つ曲を入れたりしている。でも、もっと参加してほしい。もっと自分の身体の反応を観察する時間、そしてそれを素直に表現する時間にしてほしいのだ。
自分が作りたいのは、そういう場。
心と身体が開いて、一緒に笑顔になったり。声を出して身体を震わせたり。自分の五感を活性化して、第六感を開かせて、次なる自分のビジョンと繋がれる場所。
ずっとそれがあったし、自分のプロジェクトの日本初お披露目で、まさかのドラム叩かない事件もあったので、自分の下手な歌を聞いてもらうよりも、来てくれる人が楽しめる要素を、と思い、今までの自分のコンサートでも、参加する要素を色々と作って来た。みんなでこの曲を歌って作り上げたらとっても素敵だろうなぁ、、、と妄想するのは幸せだし、思いがけない人がずっと手拍子してくれているのを目の端で捉えたりする瞬間は、自分にとって、すごく嬉しい驚きだ。
日本に帰国して一年が過ぎて。
東京の暮らしは中々今の自分にはハードで。心身ともにケアするのが大変だったりする。
その中で、だからこそ日々のケアと、非日常に逃げ込む大切さを改めて受け取る立場でも認識することが出来たのはとても良かった。
というか、その為に日本に戻ったのではないかと思うくらいだ。
その今の自分の集大成。
まだまだ、またまた、やりたかったこと全部詰め込んで、新しい企画を始めます。
Beats de Roots、1日リトリート。
ヨガと呼吸で身体を開いて。
美味しいご飯をゆっくり戴いて。
声を出してコンサートに参加して。
最後にビジョンボードを作って、海と空の広がるとっても素敵な空間にそのイメージを鮮明に描く。
6月23日、広島は江田島で行います。超限定少数のものすごく贅沢な時間です。
詳細は追って。
ご興味のある方、とりあえず日にちを開けてお待ちくださいませ。

I have a vision.
To create the place where my friends come together to write and play music, to share the thoughts and ideas, to retreat with yoga and to have nice meals.
When I got the idea, it seemed too big for me from the point and I thought it was just a dream. Then years passed by, I found myself repeating to share the idea with my friends, still feeling that it is too big a picture. Then after I came back to Japan last year, because the time has been pretty tough for me, retreat sounded and felt really essential to me. My life needs this balance. I need to treat my physical and mental self well. Then I can fully bloom.
When I play music, I'd like my audience to participate my concert. I want them to get into it. I want them to know they are the part of the concert.
Instead of just waiting for something to happen. I want to find the moment. And fun. In music. In life. I don't like when people don't communicate with each other, when customers treat the staff as if they are robots or more even, ignore, and when people automatically applause because "they are supposed to do so", and when I eat alone watching youtube. (sure, I still do that.)
But at least, I want to create the space where people can be in the moment, communicate with themselves and express whatever they feel. So I make my concert full of interaction, let them clap, and sing along.
Now I need a retreat more than ever, more than anybody. And I know what I am going to offer will be amazing. Creating the physical location seems still a big dream, but with that vision, I feel that everything I do is connected with the final dream.
So I am planning a one day retreat.
We start the day with yoga practice and breathing exercise.
Enjoy the refreshing, tasty lunch.
We gather and sing at the concert.
Then we make a vision board with the relaxed, open mind and body.
And, we share it on the beautiful open view in front of the sea and the sky.
When we planned the day with the owner of the location, I was almost crying as it seemed just like I had it in mind. For a long time. And it felt just perfect.
I am going to share the details later.
But it will be on June 23. In Hiroshima.
Save the date.
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